ラメラテア

M - 材料・溶接性欠陥の防止溶接構造物の品質マネジメントと溶接施工管理炭素鋼と低合金鋼の溶接性金属材料と溶接性ならびに溶接部の特性

ラメラテアは母材部において、圧延面に平行にステップ状に発生する割れである。
板厚方向に引張り応力が発生した祭に介在物と地鉄の界面が剥離して開口し、割れる。

発生場所:
・熱影響部とそれに隣接する母材

発生しやすい継手:
・十字継手
・角継手
・T形継手

原因:
・圧延方向に伸長した層状(非金属)介在物(主に硫化マンガン(MnS))の存在。
・板厚方向への引張り応力(溶接による収縮ひずみ)。

対策:
・板厚方向の絞り値が高い鋼板を使用する。
・硫黄(S)含有量の少ない鋼板を使用する。(耐ラメラテア鋼やSN材C種など)
・カルシウム(Ca)処理により介在物を球状化した鋼板を使用する。
・板厚方向の溶接収縮力が小さくなる継手形式を採用する。

WES(溶接管理技術者)1級への道

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